決算書がみるみる読める本―できる人は数字がわかる!
2011年1月 6日木曜日 16:19 | 0 Comment | 0 Trackback
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読んだ本の読書メモ
読んだ本:『決算書がみるみる読める本―できる人は数字がわかる! 』
分類:会計
おすすめ度:★☆☆☆☆ (星1つ。)
対象者:決算書を読めるようになりたい人、会計の基本知識を勉強したい人、会社四季報の一味違った読み方をしたい人
積読していた本を片付けるために読んだ1冊。
買ったのがもう4年前くらいなので、内容的に今の時代にそぐわないものもありました。(商法とか証券取引法とか古い言葉が。。。)
が、決算書を読む勘所や書かれているポイントは、今と変わらない内容ですので、ポイントを抑えるという意味ではかなりいい1冊でした。
また、たくさんの会計指標の使い方の例題なんかもわかりやすく書かれていたので、数字の見方の勘所をおさえておくには最適でした。
会社四季報と本書を手元に置きながら、お気に入りの企業の経営分析をしてみるのもいいかなと思います。
ただし、4年前の本ということで星は1つ。できれば、本書の改訂版なんかが出てれば買いの1冊だったのではないかと思います。
読書メモ
- 長期収益力比率(剰余金比率)(%) = 剰余金(利益準備金を含む) / 資産合計 × 100 ⇒手持ちの資産を使って、どれだけ効率よく剰余金を生み出したか
- 流動比率(%) = 流動資産 / 流動負債 × 100 ⇒ 企業の短期的な安全性の確認。安全性の目安は140%以上
- 固定資産回転率(回) = 売上高 / 有形固定資産 ⇒ 資産を有効に活用できているか。回転数が低いということは・・・①投資目的で物件を買い漁ったが、価格低下で売れ残っている、②新規事業を起こしたが、上手く行かずにそのまま遊休資産になった
- 商品回転率(棚卸資産回転率)(回) = 年間売上高 / 在庫品数(棚卸資産額) ⇒ 適正在庫を確認する。回転が多くなるほど経営や管理が上手いことを意味する。安全性の目安は、小売業で年間20回転、製造業で年間で12~20回転ほど
- 貸借対照表の棚卸資産、損益計算書の仕入高、売上高はいつも連動している。極端な増減がないかをチェック。チェックポイント・・・①棚卸資産の残高が、売上高と仕入高の増減とずれていないか、②商品回転率が前より伸びていないか、③棚卸高を期首と期末で比べたとき、いやに変化していないか
- 貸借対照表のチェック方法・・・①利益を見る(当期未処分利益&うち当期利益)、②剰余金。これまでの蓄積で経歴をイメージする、③資本の部の合計と、負債の部の合計を比べて、安全性をザッとチェック、④資産合計に対して、負債と資本のどちらで構成されているかをチェック、⑤当面の資金繰りをチェックするため、流動資産合計と流動負債合計を比べる
- 本業の成績のチェックポイントは、売上原価と販売費および一般管理費の変化
- 売上総利益と総人件費を見る。売上総利益は、総人件費の2倍ほどないと、世間並みの水準が支払えない
- これをしないと利益は増えない・・・①売上高を増やす、②変動コストを下げる、③固定コストを下げる。この3本柱を必ずバランスよく見直すもの。
- 労働分配率(%) = 人件費 / 売上総利益(付加価値) × 100
- 労働分配率は、低い方が良い
- ROAで算出された数値は、一般に「企業の総合力を示す総括的な指標」
- ROEがよくても、負債が適正な範囲にあるかをチェックして、健全性を検査する必要もある
- 設備投資は減価償却費の範囲内でやるのが安全
- PER(株価収益率)(倍) = 株価 / 一株あたりの利益。その銘柄の株が、1株あたりの利益の何倍で買われているのかを調べるための指標。低いほど割安(利益効率がいい)。
- PBR(株価純資産倍率)(倍) = 株価 / 一株あたり純資産(BPS)。株式が持っている資産価値。現在の株価が高いのか低いのかの目安をつけるときに使う。PBRが1倍以上の場合、実際にある資産額より株価が高め(割高)に評価されている。PBRが1倍以下の場合、実際の資産額より株価のほうが安くなっている (割安)
- PBRで判定すると割安に見えたものでも、利益効率が悪ければ、値上がりなどのウマミは期待できません。PERで分析するとよい。つまり「PBRとPERはワンセットで使う」
- ROEが高くとも、株価の安い企業の場合は、PERを見てください。PERは「株価(市場の評価)」を使うので、危険な企業は見分けがつきます。
- 有利子負債総額を、営業利益と比べてみてください。もし、有利子負債総額が営業利益の10倍以上もあったら、復活はかなり困難です。
- 自己資本比率(自己資本 / 総資本 = 30~40%以上)、固定比率(固定資産 / 自己資本 = 100%以下)、負債構成比率(負債合計 / 総資本 = 60%以下)は、初歩の指標
- 自己資本比率は、・・・、やはり20%以上は確保したい
これらの内容は実務でなかなか使うことがないので、身につきにくいのですが、ビジネスマンとして基礎知識であると思いますし、今後経営者となったときには必須の知識になってくると思うので、しっかり勉強して使いこなせるようになりたいと思います。
診断士の勉強でもこれくらいの知識は必要ですしね。
