はじめの一歩を踏み出そう(成功する人たちの起業術)

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読んだ本の読書メモ

読んだ本:『はじめの一歩を踏み出そう―成功する人たちの起業術』

分類:起業

おすすめ度:★★★★☆ (星4つ。)

対象者:これから起業をしようとしている人

 

前回の『成功者の告白』に続き、今回も起業をしようと考えている人が読むべき1冊。

全米の成長企業の500社のCEOがNo1に選んだという帯のフレーズ通り、非常に役立つ成功するための起業ノウハウが書かれております。

本書も物語風でサラというパイを売る少女が主人公で、そのパイ屋がなぜスタートアップに失敗したのかから始まります。

そして、メンター役の筆者がサラにスモールビジネスを成功させるための様々な教えをしていくなかで、経営者として成長を遂げ、パイ屋が発展していくというお話。

なにより、なぜ失敗し何が足りなかったのかという点が非常に明確に書かれているので、これを知っているのと知らないのとでは過ちを犯すリスクを大きく軽減できるものだと思われます。

また、本書には起業家の中にやどる「起業家」「マネジャー」「職人」という3つの人格が紹介されており、これらの人格が事業の成長に応じてどのようになっていかなければならないかが書かれており、非常に参考になりました。

 

キーワードは、

  • (失敗しないための)ポイント①大半の起業家が失敗に終わる理由を知る、②成功率の高いフランチャイズビジネスから学ぶ、③一流企業のように経営する、④毎日の仕事で実践する
  • 事業は経営者の人格を映す鏡である
  • 「事業の中心となる専門的な能力があれば、事業を経営する能力は十分に備わっている」、・・・この家庭が間違っているからほかならない
  • 起業家:変化を好む理想主義者、マネジャー:管理が得意な現実主義者、職人:手に職をもった個人主義者
  • 起業家は新しい世界を切り開こうとし、マネジャーは事業の基礎を固めてくれる。そして、職人は専門分野で力を発揮してくれる。それぞれの人格が最高の働きをすることで、全体として最高の結果を出せるのである
  • 『どんな事業を始めればいいのだろうか?』これが本当に起業家的な質問
  • 起業家の仕事は、疑問をもつこと、想像すること、夢を見ること。そして、ありとあらゆる可能性を追求すること。・・・・そのためには、『なぜ?』『なぜ?』『なぜ?』という問いかけを、いつも続けなきゃならない。
  • 職人タイプの人は、他の人が経営する会社で働くべきであって、決して自分で会社を立ち上げるべきじゃない
  • 起業の目的は、仕事から解放されて、他の人たちのために仕事を作り出してあげること
  • 私たちの多くは、信頼していた人に失望させられた経験を持っている。しかし実際は、自分自身の能力不足や注意不足、理解不足が原因なのである
  • 経営者の仕事は、自分自身と自分の事業が成長するための準備をすること。事業が大きくなれば、それを支えるためにもっと強い仕組みを作ることを勉強しなきゃならない。・・・成功するにはこれ以外に方法がないんだ。
  • どんな計画でも、ないよりはましなんだ。きっちりと文章にまとめられた計画は、必ず実現するもの。
  • 起業家にとって大切なことは、その事業で何を提供するか(What)ではなく、どのようにして提供するか(How)である
  • はっきりとした顧客増を持たないかぎりは、どんな事業でも成功しないのである
  • 偉大な事業とは、非凡な人々によってつくられたものではない。平凡な人が非凡な結果を出すからこそ、偉大なのである。
  • 非凡な従業員がいないことを前提にして、平凡な従業員がいつも非凡な結果を出せるようなシステムを作る
  • イノベーションとは「顧客が望むものを手に入れるために、何が邪魔になっているのだろうか?」と問いかけることである
  • イノベーションを行ったときの効果については、必ず数値化して話す
  • 誰か代わりの従業員を見つけるまで、きみは従業員の役割をはたさないといけない
  • 事業とはゲームのようなものである。・・・経営者の仕事は、ゲームのるルールをつくることである。よく考えてルールがつくられているほど、ゲームは面白くなり、従業員の意欲を高められる
  • あなたが望むものよりも、「顧客が望むもの」のほうが大切なのである
  • 顧客が誰なのかを知っていれば(=属性分析)、なぜ購買するのかを理解できる(=心理分析)
  • マーケティングを言い換えれば、『顧客が、他の店ではなく自分たちの店を選ぶために自分たちの事業はどうあるべきか?』だと言いえる。
  • 起業家の道は、決して平坦なものではありません。また、安定とはほど遠いものでしょう。だからこそ面白いのです!

 

本書から最も読めるのは、起業家である以上職人ではいけないということ。

自分は、○○を作ることができるから起業して成功できる!という考え方では、やっていけないということがよくわかりました。

経営者としてどのような視点をもってマネジメントしていくのか。

そこが成功するためにはもっとも必要なのだと思います。

 

さて、本書のエピローグには、中国の次のようなことわざが紹介されていました。

聞いたことは忘れてしまうが、見たものは記憶に残る。

しかし、自ら実践しないかぎりは、何も理解することはできない。

さぁ、はじめの一歩を踏み出そう・・・・