コンサルタントのフレームワーク―経営診断の基本的な手法を身につける!

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読んだ本の読書メモ

読んだ本:『コンサルタントのフレームワーク―経営診断の基本的な手法を身につける!』

分類:経営

おすすめ度:★★★★★ (星5つ。)

対象者:中小企業診断士を目指す受験生、中小企業診断士合格後の実務診断実習を控えている人、駆け出しコンサルタント

 

この本は読む価値ありです。

コンサルタントとしてよく使うフレームワークのポイントがわかりやすくまとめられており、診断士を目指す人にとって知りたいことが満載です。(何より現役の診断士の人が書いているだけに、読んでてそれが知りたかった!という内容になってます。)

フレームワークについて具体的な使い方もまとめられているので、読んでてイメージが持ちやすかったです。

またコンサルタントのケーススタディも簡単ではありますが書かれていますので、診断士の実務実習をするときに大いに役立つのではないでしょうか。

書かれている内容としては、大きく3つ。

①経営診断に使うフレームワークの手法と活用法、②財務コンサルティングの手法と活用法、③ケーススタディ

フレームワークでは、「PEST分析・5フォース・コトラーの4つの競争地位・3C・4P・ABC分析・PLC・ポジションマップ・アンゾフの成長ベクトル・PPM・SWOT分析・バランススコアカード」が紹介されています。

企業経営理論で習う内容ですが、本書の活用法を読んでより具体的に理解できました。

財務分野では、実践的な財務分析の手法。こちらで紹介されている指標も財務・会計で習う内容ですが、各指標をどのように見ればいいのかが書かれており、こちらもより具体的なイメージを持つことができました。

最後のケーススタディは、診断士としての今後に大いに役立ちそうです。

個人的に診断士取得を目指しているので診断士の受験目線で読んでましたが、企業コンサルティングに興味がある人はその入り口として読んでみるといいかもしれません。

読書メモ

  • 経営診断のプロセス・・・①経営者へのヒアリング・インタビュー、②入手したデータをもとに、現状を分析、③戦略思考に立った改善提案、具体的目標の提示を行う、④プレゼンテーション、⑤改善のための戦略・戦術を実行へ移し、効果を測定する
  • デキる経営コンサルタントは、経営者へのヒアリングにおいて、会話の中から経営者の関心の所在を聞き出すようにしています
  • 5フォース・・・経営資源投入の優先順位を決める際や、その業界への新規参入の是非を判断する際に有効。企業に直接的に関係するミクロ環境を分析するフレームワーク
  • ニッチャーの基本は専門化
  • 上場企業の有価証券報告書は、EDINETから閲覧可能。EDINET http://info.edinet-fsa.go.jp/
  • 業界の概要把握には、『業種別審査辞典』がお奨め。(図書館で閲覧可能)
  • 中小企業実態基本調査に基づく経営・原価指標、TKC経営指標
  • コンサルタントは、指導者というよりはむしろ相談者であるべき
  • SWOT分析の内部分析には、「人材、製造、財務、4P、4C」。外部分析には「PEST分析、5F」で実施

この本を今のタイミングで読めたことは今後の学習の理解度を深めていくうえで非常によかったです。

繰り返し読みたい1冊でした。